ブースト計はターボ車に取り付ける加給圧や負圧を測るメーター。ブースト計の選び方を紹介しています。ブースト計の取り付け方の参考にして下さい。
ブースト計とはターボ搭載エンジンの吸気マニホールド内の過給圧やエンジンのコンディションに反応する負圧を測るメーターのことです。もっと簡単に言えば、エンジン内部の空気圧を示すのがブースト計となります。単純にブースト計の指針が「0」以下であれば、ターボは加圧しないのと同じなのでNAエンジンと同じ状態で燃焼していると言えます。つまり、NAエンジン車には過給器(ターボ)がありませんので、最高値は基本的には0となります。これが「0」以上になるとターボによって加圧された濃密な空気で燃焼させていると言うことになります。
ターボ搭載エンジンの車に乗っている以上、やはり過給圧は気になるものですし、走行中はブースト計を確認することも大切です。なかには、ブースト計はサーキット走行などで使うもので、公道での通常走行には必要ないという方もいるかもしれませんが、ブースト計があればエンジンの調子や故障も発見できるほか、経済走行の目安にもなると思います。
また、ターボ車はエアクリーナーやマフラーを交換するだけで、ブースト圧がノーマル+0.3〜0.5kg/cm2ほどアップします。ブーストコントローラーが無い場合は、最低でもブースト計は装備しておきたいメーターのひとつですね。
ブースト計には機械式と電気式のものがあります。機械式のブースト計は軽量でコンパクトですが、ホースを室内まで導かなければなりません。これに対し、電気式のブースト計は配線が楽で、ピークホールド機能などが使えるので最高値を記録することが出来ます。
機械式のブースト計はブルドン管式の圧力計を使用しているので、標高が高い場所では気圧が下がるため誤差を生じてしまいます。また、温度によっても影響があります。これに対して、電気式のブースト計は一般に絶対圧(外気の圧力に影響されない)センサーが使用されているうえ、温度補償されているものが多いので、一般的に精度の点から言えば電気式のブースト計の方に利があると言われています。ただし、電気式のブースト計は、メーター自体の作りが複雑になるので価格が高くなってしまいます。その点、機械式のブースト計は作りが簡単なので価格が安いというメリットがあります。加給圧のセッティングをする際は、電気式のピークホールド機能は必要ですが、目でブースト圧を確認するだけなら機械式のブースト計でも充分です。
ブースト計はエンジンの過給圧と負圧を計るため、スロットルバルブの下流からエンジン本体までの間、一般にはインテークコレクタータンク(サージタンク)の圧力を計ります。サージタンクとはシリンダーヘッドからの吸気管が一つにまとまったところをさします。ここにあるポートからマニホールド圧を取り出すことになります。
ブースト計の取り付けは、機械式と電気式によって異なります。一番の大きな違いは、ブースト計の後ろの配線です。機械式のブースト計の取り付けには内径3Φ程度(外径5〜7mm)のホースを車内(インパネ)まで引き込み、ホースをブースト計まで直結させます。この時、ホースを折らない様に緩やかに曲げるなどしなくてはなりません。電気式の取り付けは、センサーをエンジンルームに取り付け、配線だけをを車内に引き込みます。ブースト計はセンサーからの信号を元に電気モーターで駆動されます。好みの問題もありますが、電気式のブースト計の方が取り付けは容易ですし、他のメーターの取り付けもスッキリまとまると思います。